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zoom RSS やっぱり・・・バブル?

<<   作成日時 : 2005/12/06 18:55   >>

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日本経団連の奥田碩会長が、5日の記者会見で、最近の株高に関連して「日本全体がバブルのような雰囲気になってきたとの感じを持っている。」と述べたとのこと。

株価上昇の要因については、「株が上がると乗り遅れるとの焦燥感もある。人が買うから自分も買うというムードがうかがえ、そのこと自体もバブルの原因だ。」と分析しつつ、「日本全体が金目当ての国になりつつある。」と憂いを述べたようです。

また、雑誌等で「金もうけの方法」などが頻繁に特集され、テレビ番組を見ていても貧しい人はほとんど出てくることがなく、「勝ち組」ばかりが取り上げられている現状に対して不快感を表し、「『負け組』は苦しんでいることも忘れてはいけない」と語ったそうです。


長い不況が続いたので、庶民は「少しでもお金を貯める方法を」という思いが強かったはずですし、個人がネットで気軽に株などを買える時代にもなったこともあり、そういう風潮を踏まえて、金儲けの手段等についての雑誌や本が沢山出てきたのは当然の結果と思うので、それについては私は不快に思うようなこともないのですが、「『負け組』は苦しんでいることも忘れてはいけない」という意見には賛成です。
(今の政府やマスコミなどは、負け組のことは眼中に無いような気もするだけに、尚更・・・)

ただ、それよりも、今は「日本全体がバブルのような雰囲気になってきたとの感じを持っている」という発言の方が気掛かりです。

当ブログでも、4日に「G7閉幕&関連雑記」という件名にて、主にG7の会議内容について日記にしていますが、その末尾にて、日本経済がバブルに近い状況になっているのではないかと指摘したばかりなので、余計に気になる・・・と言うか、「やっぱり、そうなのね?」といった気持ちです。

今の状態がバブルであるとしたら、これはかつての「資産バブル」や「ITバブル」とは異質のものになると思うのですが、危険な兆候であることには変わりないような気がします。

以前のバブルは、企業も好景気に乗じて、借り入れを増やしつつ設備投資や物資の調達などを積極的に行っていましたが、現在はそこまでの傾向は見られず、慎重に事業展開をしている中での業績向上に結びついているケースが多いということもあり・・・。そういう背景も踏まえて、「バブルではない」と考える人もいるようですが・・・。

今回は、企業が基礎体力や競争力を確実につけてきたというのではなく、前回の日記にも書いたように、米国の住宅バブルという事情により、米国での内需拡大が進み、その影響で対米輸出が増えたことによる影響が強いと思われるところが、ちょっとばかり気掛かりなのです。

元より、日本の景気は対米輸出と密接な関係があるという意見も多い中、10月は数量ベースで、前年比3.9%増加と、3ヵ月連続のプラス。そして、金額ベースでは、前年比8.9%の伸びとなるなど、着実に対米輸出が伸びている現状は、いかに日本の景気が米国の景気に影響を受けているかを物語るものであるかを示している・・・とさえ言えるような気もする訳でして。

勿論、米国だけでなく、中国という大国が大きく経済成長をしており、対中輸出も膨大に増えているということも忘れてはなりませんが。。。

前回の日記の繰り返しになりますが、米国では、住宅バブルなどの影響によるインフレを抑制すべく、昨年から何度となく「利上げ」が行われてきており、欧州中央銀行も先頃、約5年振りに政策金利を引き上げたりするなど、低金利時代からの脱却に向かいつつあります。

こんな中、日本では、未だに「ゼロ金利」「量的金融緩和」政策が継続中であり・・・。この状態が、円安ドル高現象を引き起こしているとも言える訳ですが・・・。

本来、G7では、こういう日本の政策に対しても文句が出てもよかったところを、先のG7会議では、円安ドル高を容認するだけでなく、日銀が量的緩和策の解除の時期を探っているということに関しても、各国の反応は鈍かったと報告されていたりします。

これはすなわち、米国経済の現状を維持することによって、世界経済も維持しなければならないということになるとも思える訳で・・・。言い換えれば、米国における住宅バブルを弾けさせないように、各国が協調していかねばならないという風にも考えられるような気がするのですが・・・。考え過ぎでしょうか?

もし、そうだとすると、円安ドル高の傾向は、まだまだ続くはずであり、この結果、対米輸出は更に増加し、製造業を中心に多くの企業が、より多くの収益を上げていくことが予測されます。
当然、株価も上がり続けるでしょうし、日本国内でのゼロ金利政策が続けば、国内から海外への投機の機会も増え、これが海外への資金の供給源に繋がる・・・。

G7でも、日本は現行の量的緩和策を維持して、資金の安定的な供給国としての役割も期待されたというニュースもありましたが、まさにその通りの路線となっている訳ですね。

長くなりましたが、何が言いたかったかというと、日本の今の景気が、米国景気に依存し過ぎているために、たまたま米国での住宅バブルなどの影響を受けて、米国に物が売れ易い状態が続いているというだけで、日本の企業が本当に基礎体力や競争力をつけて好況になっている訳ではないと思えてならないということ・・・でした。

そして、このまま行くと、もしも米国でバブルが弾け飛んだら、日本経済は三たびガタガタになってしまうのではないかと・・・。

そうならないためには、国内における需要と供給を増やすような仕組みを、政府も企業経営者も考えて行かねばならないのではないでしょうか?
それができていないから、「景気は回復傾向にある」などという政府などの見解を聞いても、ピンと来ない消費者が(私もそうですが)多いとも言えるのでは?

日本の対外的なステータスが上がるのは、決して悪いことではないと思いますが、国民の生活が豊かにならないまま、外面だけが良くなっても、我々庶民はあまり嬉しくないのですが・・・。

ということで、ちょっとした要因でほころびが出てきて落ち込んでしまうような景気の回復ではなく、中身の濃い、基盤がしっかりした回復を強く希望します。

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