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パロマ社製の瞬間湯沸かし器(4機種)の排気ファンの動作不良による一酸化炭素中毒事故が、85年から05年11月までの間に全国で17件発生し、15人が死亡、重症が2人、軽症が17人も出ていたことが昨日同社の発表により分かりました。 事故が起きた機種は、同社が80〜89年に製造した「半密閉式瞬間湯沸器」のうち、「PH-101F」「PH-81F」「PH-131F」「PH-102F」の4機種になるとのこと。 いずれの機種にも不完全燃焼時や停電時に燃焼を停止する安全装置が設置されているそうですが、事故が発生した機器については、コントロールパネル内の端子を針金でつなげるなどして安全装置が作動しないように改造されていたとして、同社社長は「製品自体に欠陥はなく、安全装置を不正改造したことが原因」と述べたそうです。 また、不正改造については、「誰が改造したのか分からない」とし、その目的については「長期間の使用で機器が劣化して不完全燃焼が起こっても、使い続けるためではないか」と語ったとのこと。 そもそも、こういう発表を行わざるを得なくなったキッカケは、96年に東京都港区で起きた死亡事故にて息子を失った母親が、今年の3月に警視庁に再捜査を依頼したことから始まるそうです。 96年、21歳だった息子が死亡しているのが発見された当初は、室内にあったパロマ製の湯沸かし器から発生した一酸化炭素による中毒死と判明したものの、何故一酸化炭素が発生したかなど、原因までは特定できていなかったそうで・・・。 でも、問題が湯沸し器にあったのならば、原因を突き止めたいとする遺族の気持ちもよく分かりますよね。 でもって、遺族の要望を受けて機器を鑑定した結果、異常が見つかり、今月6日に経済産業省に対応を求めたということですが・・・。この事件については、業務上過失致死罪の公訴時効となる「5年」という期限を過ぎているため、同罪に問うことはできないようでもあり・・・。 しかし、都内では、01年1月(新宿区)と05年11月(港区)にも同様の事件で死亡者が出ているらしく、時効にかからない港区の事件については、業務上過失致死容疑での立件を視野に捜査を進めているらしいです。 一方、パロマ社では、91年に長野県で1人が死亡したケースを最初に把握しており、92年には当時の通産省(現・経済産業省)にも報告をあげるとともに、注意を呼び掛ける業界向けのパンフレットも作成されていたようですが、同省の方は特別な対策をとることもなかったとか。 それどころか、同省では、17件の事故の殆どを把握していたらしいですが・・・。「事故の共通点が把握できなかった」ということで、詳細な事故原因を確認しようとする動きすらなく、長年に渡り放置していたっぽいです。 そして現実的には、同省が動いたのは昨日からであり、ようやくパロマ社に対して原因調査や点検を指示を出したのだそうです。 17件の内の10件は北海道で起きていているそうですが(その内、死亡事故が7件)、事故が起きた後も、パロマ社からも何も説明もなく、遺族は怒り心頭状態のようでもあります。 おまけに昨日の社長の会見でも、遺族に対する謝罪も全く無く、製品についても本来は正常で、「不正改造をしたのが悪い」と言わんばかり。 こういう対応で本当に良いのかなぁ・・・などと思ってしまいます。 この手の製品は、家電量販店や町の電気屋さんなどから購入することが多く、設置についても、それらの業者がやってくれることになると思います。 但し、新品の状態から改造をして売るようなことはないとも思うので、何年か使用している間に、老朽化したりゴミがたまるなどして、安全装置が余計な時に作動して、湯沸しの機能を発しなくなってしまう。 そこで、利用者は、購入した業者に対して直接連絡を取ったり、学生などの場合は、住んでいるアパートやマンションなどの管理人に連絡するなどして、管理人経由で業者に連絡を取って修理してもらうことになるものと思います。 そこで、ふと思うのですが・・・。 全国各地で同様の事故が起きていることから考えると、例えば、「パロマ製のこのモデルの湯沸し器は、こうすれば不完全燃焼防止などの制御機能が働かず、少々古くなっても使えるよ」みたいなことが、色んな業者の間で広まっていたのではないかと・・・。 もし、そうだとしたら、販売店やその下請けの業者などについて、細かく指示を出せていなかったパロマ側の責任も追及されて当然ですよね。 一応、91年の事故をはじめとして、同社側でも事故例を把握していて、業界向けのパンフレットも作成していたということですが、それが徹底できていなかったという形になると、それはもうメーカーの責任とも言えるのではないかと思う次第です。 パソコンなどは、個人レベルでもよく改造もしますし、改造した結果メーカーからの保証は受けられなくなるということも、十分承知の上で改造していたりもしますが、湯沸し器などを個人で改造するような人は・・・いないとは言い切れないかもしれないけど、おそらく殆どが業者任せになると思うので、販売および、修理等のサポート面での最終的な責任の所在となると、やはりメーカーのパロマ社になるのではないかと思うのですけどね。 松下電器社の石油ファンヒーターを使用していて死亡したという事例もありましたが、この時の松下電器の対応は、調査した上で欠陥を把握すると同時に、消費者に対してCMなどで回収を呼びかけるなどして苦慮していたと思います。 欠陥のあるファンヒーターについて、それらを売ったり設置したりしたのは、結局はパロマ製の湯沸し器を売ったり設置したりしたのと同じような業者になると思うのですが、メーカー側の対応がどうしてここまで変わってくるのか・・・。ちと疑問に思います。 ================= 全然話は変わりますが・・・。 我が家でも、洗面所と台所で瞬間湯沸し器を使っているのですが、以前からこの装置に関して疑問に思っていることがあり・・・。湯沸し器ネタに絡めて、ここで質問させて頂きます。(^^; 質問内容は、至って単純で・・・。 「どうして、あんなに瞬間的に熱いお湯が出るのか?」ということです。(笑) 電子ポットのように、予め水をためておいて、徐々に熱を加えて行って熱くなるというのであれば、アホな私にも簡単に理解できるのですが・・・。 瞬間湯沸し器って、水を溜めておくようなスペースが無いので、蛇口をひねったら、ダイレクトに普通の水が流れてくることになると思うのですが、それが何故あんなに即時に熱くなるのでしょう??? 水も、ゆっくりと流れるのなら、まだどうにか理解できないこともないのですが、普通にジャージャー流れているのに、何処でどのようにして、急激に熱くなるのでしょうか? 時々、突然こういうことを考えたりするのですが、すぐに仕事や雑用に追われて、真剣に調べることも忘れてしまい、なんとなく、10年来の疑問を持ったまま生きているのですが・・・。(笑) ----- 当ブログ内関連記事 ・パロマが調査結果を公表 |
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改造モデルガンによる犯罪の責任は、製造メーカーに及びますか? |
??? 2006/07/18 13:56 |
売り切りの商品とは違って、TVや冷蔵庫他の家電品や車など、生活に密着した商品等については、製造メーカーや販売店などによる長期的なサポートなども不可欠となってくると思います。 |
遊猿 2006/07/18 16:38 |
確かに、隠蔽体質については同感です。また、不正改造以外での被害が確認された件についても、パロマ側にある程度の責任はあるでしょう。しかし問題は不正改造による事故に対するものです。ユーザーの勝手な改造まではメーカーは監視できませんし、改造による動作不良までも瑕疵となると、製造業のリスクは計り知れません。不幸にも、前住人(または前住人が依頼した業者)により改造を加えられたことを知らないケースがあるにせよ、一般的には、改造にリスクが伴うことは認知されているでしょう。「赤信号は進んではいけない」といわれても信号無視する人はいます。対応のまずさがあったにせよ、パロマばかりを責めることはできないと思います。 |
??? 2006/07/19 11:07 |
不正改造は、これまでの説明を見た限りでは、ユーザーが行ったものではないと思うのですが、どうでしょうか? |
遊猿 2006/07/19 13:48 |
意見や考え方が異なる方から時々コメントを頂くことは、非常に有り難いことと思っています。ありがとうございます。 |
遊猿 2006/07/19 14:01 |
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