北海道・滝川市教委、「いじめ」を認める

北海道滝川市の小学校の教室で、昨年9月に6年生の女子生徒が7通の遺書を教壇の上に残したうえで首吊り自殺を図り、今年の1月に入院先の病院で亡くなったという事件がありました。

遺書の内容から、ご遺族は「いじめが原因」と思われていたものの、学校側や同市教育委員会側の対応は鈍く、「調査する」と言ったまま約9ヶ月が過ぎ、1日から2日にかけて全国ニュースなどでも取り上げられる形となっていましたが、その時点でも市教委側は、「事故に直接結び付く原因は特定できていない。今後も、生徒の反応を慎重に検討しながら、調査を続ける。」などとして、「いじめ」があったことを認めていませんでした。

遺書についても、「あれが遺書と言えるのかどうか・・・」みたいな感じのコメントをしていたようですが・・・。

また、その遺書(と思われる文書)に書かれてあった内容には、「いじめ」という言葉が使われていなかったということも、「いじめ」を認めない理由のひとつにもなっていたような気もしていますが・・・。

そういうもんなのか???

ニュース番組の中では、文書の内容も一部が読まれていましたが、それを見た限りでは、どう考えても「遺書」と思えたし、どう考えても「いじめ」と思えたのですけどね。

「いじめ」という言葉が使われていなくても、少女が「いじめ」を受けていたということが容易に分かるような内容になっていたのに、それを見ても「いじめ」があったということを認められないというのは、余程文章の読解力が無いか、責任逃れしようとしてているか・・・。
教育する側の立場の人間なんだから、まさかあの文章を読んで理解できないはずもなく、必然的に後者の方だと思えてくる訳ですが・・・。

などということを、先日のニュースを見ながら思っていたのですが、その後、遺書の公表を遅らせた滝川市教委の姿勢を、文部科学相が批判したことを受けてか、本日になって急に、女児の自殺の原因が「いじめ」によるものだったということを認めた模様です。

9ヶ月も調査をしてきて、遂この間まで「原因不明」のようなことを言っていたのに、その後わずか数日しか経っていないにも関わらず、原因を特定できたという訳ですね。凄い凄い!(嫌味)
9月まで、いったいどういう調査をしていたのでしょうね?

安倍政権も「教育再生」を重要課題のひとつに掲げていますが、教育の現場がこんな感じでは、先が思いやられますねぇ・・・。


この記事へのコメント

  • 滝川市議会議員 清水雅人

    滝川いじめ事件で全国からご意見を頂きました。昨年中は議会内外でのいじめの実態解明と隠ぺいの解明などに取り組みました。今、遺族の方は、「調査報告書は出たが、亡き子の代わりに事実解明をしなくてはならない。一生かかってでもやります」と語っています。先週の札幌テレビでは18時時半からのニュースで約10分間の特集を組んで、遺族の現在を伝えました。昨年滝川市にお寄せいただいたたくさんのご意見にこれからこたえていこうと思っています。私の所属する日本共産党滝川市議団のホームページで特集していますので、現地の経過などご覧になっていただければ幸いです。
    2007年02月21日 19:18
  • 遊猿

    清水様

    最近活動が鈍っている当ブログにまで、わざわざコメント頂きありがとうございます。

    滝川市に限らず、もはや「いじめ」は全国的に問題になっているということは、その後のニュースなどでもよく分かりました。
    しかも、かなり根深い問題のようでもあり、教育関係者や保護者、及び地域社会が本気で改善に取り組んでいかねばならないような問題とも思われ、一朝一夕では治らないようなところまで来てしまっているとも思うのですが、地方の議員さん方が前向きに取り組まれるようになれば、「地域」という大きな単位で少しずつ改善もされていくと思いますので、是非頑張って下さいませ。

    サイトの方は後ほど拝見させて頂きます。
    ありがとうございました。
    2007年02月24日 15:16